チャットモンチー in トップランナー

ついに、『トップランナー』までキタよ!!
これはある意味"ドキュメンタリー"番組だから、「偏った音楽番組よりかは、こちら側が期待するだけの内容があるんじゃないか」って期待はありました。
リーダーが必要なことを率先して喋ろうとしている姿に感動します。


まずは、『チャットモンチー』というバンド名の由来から。まぁ、一番気になるよね。
こういう気になることを代弁して聞いてくれる番組を待ってた。
正解は、響きがイイだけです。


それから、メンバーの歌詞感の違いについて。
チャットの曲は、作詞家によって表情が変わるのも魅力の一つ。
リーダーは、人間臭くてストレートな詩を書く。
あっこちゃんは、女心を曝け出すようなカラフルな詩を書く。
くみこんは、小説のような物語のある、ノスタルジックな詩を書く。
この違いで生まれる世界観が、たまらなく好きだ。特に、くみこんの世界観が好き。


曲を挟んで、メンバーのプロフィール紹介。
リーダーのバンド感の根源は、"3ピース"というところが大きい。
兄の影響もあるんだろうけど、それまでバンドとは"4ピース"って思ってたところに、"3ピース"のカッコ良さを見い出した。
この考えがなければ、チャットモンチーは存在してなかったと思う。


チャットモンチー』の結成裏話も改めて聞くと、色んな発見があって結構面白かった。
事実上バンドが解散しそうになった時に、一ファンだったあっこちゃんをベースに誘った。
リーダーが言うには、「徳島でやってくれる人が欲しかった」との事。腕前は関係なかった(当時のあっこちゃんは全然弾けなかったらしい)って言うから、これすごい話だ。
ベースの練習は、ギターの様な弾き方をさせられてたようだ。
「3ピースだから、強いベースを」。これが、チャットの骨太な音のきっかけになったんだろうな。
そう、これこれ!!こういうの聞きたかった!!


ドラムがなかなか見つからなかったようで、2人だけでライブしようとしている姿に心を動かされて、くみこんは加入したようだ。親心だな。
ライブのMCなんかで見せる"母親"的なイメージは、こういうとこから来ているのかもしれない。
しっかし、リーダーの人見知りっぷりはどれ聞いても面白い。


最後の曲挟んで、質問コーナー。
2人分しか質問がなかった。もうちょい時間割いて!!
もうちょっと、こっちが聞きたい質問してほしかった。


最後は、2nd『生命力』について。
コンセプトは、"3ピース感"。これ誰に向けて言ってんだかね??(笑)
『耳鳴り』よりも、ノリのある曲を増やすということも。
これは、"とび魚〜"なんかを聞いて戴ければ、分かるでしょう。
ライブについて語ったとこに良いのがあって、毎回終わったあとに反省なり、課題があるそうで、完璧と思えたことが少ないとのこと。
でも、これをイイことだとメンバーが感じて、さらに良い方向に持っていこうとしている所に、このバンドの未来を感じます。


トークの合間に挟んだ曲についてですが、
まず"シャングリラ"→"世界が終わる夜に"→"橙"。
完璧なセットリスト。30分時間もらったら、コレでOK。
お客さんの反応も完璧すぎて面白かった。
"シャングリラ"はノリやすいから、ちょっとハネてみたり手拍子してみたり(手拍子すな!!)・・。でも、ちょい沸きぐらいでした。
"世界〜"は名曲すぎて、聞き入ってしまう。もうだんまり。圧倒されるんですよね。
"橙"。あんまり浸透してないんかなぁ??やっぱりジャパニーズイングリッシュが面白い。


2nd『生命力』は、10/24リリース。
多分売れる。売れなきゃおかしい。ていうか、買おうよ。
『耳鳴り』の時と比べて、知名度も演奏力も格段にあがったと思う。
"3ピース"をこれほど意識してるから、リーダーの考えが反映されてるだろうし。
これ聞かなきゃ、ロック不感症・・。いやっ!音楽不感症だっ!!