2008年思い出に残ったアルバム 1枚目

さぁ、早速始めていきます。
Perfume『GAME』

GAME(DVD付) 【初回限定盤】

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GAME

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まずは、これについて書かなきゃいけないですね。
良くも悪くも今年一番騒がれたのはPerfumeなのではないかと思います。
Perfumeを好きになったきっかけが、音楽にしろ、ビジュアルにしろ、パフォーマンスにしろ、この際何でもOK。

アンチも相当な数がいるだろうけど、わざわざ嫌いな存在についてあ〜だこ〜だ騒ぐなら、自分の好きなものについてマシな事言えば??と思うね。よくそんなヒマがあるものだ。


"ポリリズム"でのブレイク、ワンマンツアー、夏フェス、アルバム・シングルチャート1位、武道館ライブ・・・
結成してからの努力が報われた、ニコ動なんかでアガっているドキュメンタリーもどきを見ても十分感動するわけです。


ここで問いたいのが、「なぜこんなにもPerfumeは盛り上がったのか?」と言うこと。
個人的な回答としては、時代・人々は変化を求めている。
このPerfume周辺の騒がれ方は、来るべくして起こった避けては通れない時代の変遷だったと受け取っています。


相変わらずチャートには、年内にベストアルバムを3枚も出すようなアーティストが席巻してるし、"売れる"と言われるのは泣きを誘う甘いメロディに託けた既製品ばかりで。
そんなのはもう飽きた。いつまで繰り返すのだろうか。
そこに光明を照らすのがPerfumeの存在であり、その音楽であるとそういう風に願っていたい。
プロデューサーの中田ヤスタカが自分の好きなように作っているcapsuleと比較しても(比較するのはおまた別問題かもしれないが)、明らかにPerfumeへ提供する音楽のクオリティは高い。
そういう風に求められていることをヤスタカ本人も感づいているのだと思います。


だがしかし、この隆起が非常に危険なモノではないかと懸念している部分もある。
確かにPerfumeがやってる事は面白いのだけど、それが人々の"逃げ道"にしかなってない気がする。
面白いこと、楽しいこと、新しいことを捜し求めて行き着いた結果がPerfumeであって、もしそれに飽きてしまった場合、また往年のアイドル・グループのように捨てられてゴミと化してしまう可能性も0ではないのだから。
それはあまりにも残酷なことであり、一番つまらないことだと思う。
いつかは終わりが来るのは、本人たちを含めみんな分かっていることだろうけど、せめてその日までは見ていたいし、面白いことをやってもらいたいと思ってます。


イイね。クリスマス・イブにPerfume評論を研究室から流すというのは。
ここまで1mmもアルバムのことについて触れてきてないわけだけど(笑)、『女の子3人組ユニットの音楽』に"GAME"みたいな曲があることがすげぇ!!と簡単に言えばそういう事ですね。ははは。


−追記−
ROCKIN'ON JAPAN1月号のPerfumeインタから。
「中田さんの音楽をやらなくなったときは、Perfumeが終わるときです。」
怖すぎる・・。