27回目。2007年最後の今週は、こやつらに締めていただこう。
"Bodysnatchers/Radiohead"
最近は、『In Rainbows』ばかり聞いている。
家からバイト先までジャストに聞き終わるからだけでなく、年間チャートでどういう評価をするべきか?
そんな事ばかりを思い巡らせているわけです。
『snoozer』誌の2007年度ベスト・アルバムで堂々1位を獲得した『In Rainbows』。
実のところ、Radioheadにはあまり思い入れがない。
確かに『Pablo Honey』はすごく好きだったけど、なぜ『OK Computer』のような作品ができてしまったのか?
それがどうもしっくり来ないのである。
某音楽雑誌では、"『OK Computer』から10年"なんて企画も組まれていた。
「だからどうした??」
過去を振り返ってばかりで後ろ向きな世界に楯突くために、Radioheadは存在しているのではないでしょうか。
結局のところ、『In Rainbows』めちゃめちゃイイです。
曲の良さと言ったら、もうないね。
ヘタくそなライターなら「タイトルの通り、まるで七色に染まるような色彩豊かな曲が・・」などとオシャレ〜な事を書くのだろうけど、そんなのつまんない。
虹なんて幻想的であるゆえに、混沌としてる。表があれば裏もある。
そんな怖さを警戒してないなんて、こんな愚かなことはない。
というわけで、「一曲選べ!」と言われてもかなり難しい部分がある。
"15 Step"、"Nude"、"Weird Fishes/Arpeggi"、"Reckoner"、"Videotape"と名曲が並び、その全てでThom Yorkeの唄い手としての素晴らしい表現力を感じ取ることができる。
今回はその中から、"Babysnatchers"を選ばせていただいた。
ニューレイブに完全に留めを刺さんとしてる様な、捻くれた最高の愚弄song。
2007年のシーンに対する答えはコレだ。
- アーティスト: Radiohead,レディオヘッド
- 出版社/メーカー: XL Recordings
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